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舞台【千一夜の物語】
何からお話しいたしましょう。
うん、まずは舞台のお話
11月8日〜16日まで恵比寿エコー劇場にて上演された舞台【千一夜の物語】
お越しいただいた方、
はたまた配信で観たよ、観るよ!という方
本当にありがとうございます。ありがとうございますありがとうございます!届けこの思い。
はたまた、諸々理由があって観ることはできなくとも応援してくださっていた皆様、ありがとうございます!
顔合わせで本読みをした日、
こんなにもたくさんの人がいるのに、キャラクターが癖が本当にありとあらゆる個性がそこに詰まっていて早くも感動ました。
稽古を重ねてどんどんブラッシュアップしていく様子はやはり胸が躍ります。
この座組、稀に見るほどの芝居好きばかり。
余すことなく皆さんお芝居が好きなの。
これってすごいことなの。
この舞台は
・シンドバッドルート(本編)
こちらはシンドバッドとそれを取り囲むたくさんの人たちの行く末が描かれています。
そしてそこで描かれていなかったアナザーストーリーである
・アラジンルート(もう一つの物語)という分岐があるお話で、
アラジンルートに主に出てくるキャストはかなり少数でした。
初めの頃は、私は気持ちを切り替えるのに夢中で周りが全く見えていなくて気づかなかったのだけど、アラジンルートで大仕事を終えて楽屋に戻ると演者さんたちが
シーーーーーーーーーーンとして、俯いていて、鼻がスンスン鳴っているんです。
その後、しばらくしてずらずらと楽屋待機しているはずの他の演者さんたちが楽屋へ戻ってきて、顔をティッシュで覆っているんです。しかも毎回!!!
アラジンの、モルジアナの、太陽の魔女と刃の魔女の葛藤や行末をお客様だけでなくこうした仲間も見守ってくれていたというのがグッときてしまって、なんかもう、なんかもう、、、
なんか、、、言葉にできません。

この舞台、このチラシにお名前がある方だけでなく、当日制作や劇場さんなども関わってくれています。
そして、きざったらしい言い方かもしれませんが、作品を観てくださった、この文章を読んでくださっている、and YOU で初めて完成されます。
お互いに、千穐楽おめでとう、お疲れ様でした。
またね。
刃の魔女役 平田裕香

